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当たりの型を量産し、結果でまた磨く。AIに回させる改善ループ
2026.07.25 — AI活用

当たりの型を量産し、結果でまた磨く。AIに回させる改善ループ

先日、Xで「YouTube運営にClaude Codeを組み込んだら投稿が続くようになった」という投稿を見かけました。中身を追うと、やっていることは3つだけでした。伸びている自分の投稿を読み込ませて型を取り出す。その型で新しい台本や構成を量産する。出した後の数字を渡して、次の改善点を出させる。これを毎日繰り返すだけだそうです。

これは、AI活用の中でも特に効きやすい使い方だと感じました。今日はその理由を整理します。

何が良かったのか。作業ではなく、ループを渡していること

多くの人は、AIに「1本作って」と単発で頼みます。これでも時短にはなりますが、効果は1回分で終わります。頼んで、受け取って、そこで関係が切れる。翌日また同じように、ゼロから頼み直すことになります。

この投稿のやり方は違います。型を取り出す、量産する、結果を渡して直す、という一続きの流れをまるごと渡している。1回作らせるのではなく、良し悪しを判断する材料まで含めて回し続けさせているわけです。だから、2本目、3本目と進むほど、精度が上がっていきます。毎回レシピ本を見て一から作る人と、味の感想を書き留めて次に活かす人の差に、少し似ています。

結果を渡す、が抜けやすい

3つの工程のうち、一番見落とされやすいのが最後の、結果を渡す部分です。

作って終わりにすると、AIは作ったものの良し悪しを知らないままです。反応が良かったのか悪かったのかを渡して初めて、次に活かせる材料になる。人に仕事を任せるときも同じで、結果を共有しない相手には、次の改善を期待できません。

具体的に渡すべき結果は、それほど複雑なものではありません。反応が良かった投稿と悪かった投稿の数字。読者からの反応やコメントの傾向。途中で離脱された箇所。こうした情報を、作らせた本人がまとめて渡すだけで、AIは次の案に反映してきます。逆に、この情報を渡さないまま「もっと良くして」とだけ頼んでも、AIは何を基準に直せばいいのか分からず、当てずっぽうの修正しか出せません。

✕ 単発で頼む 1本作らせて受け取って終わり 結果は渡さない → 毎回ゼロから頼み直す ◎ ループで回す 型を取り出し、量産する 結果を渡して次を磨く → 回すほど精度が上がる
一度作って終わりか、結果を渡して回し続けるか

導入前後で変わったのは、速さより続くこと

この投稿でもうひとつ印象的だったのが、速くなったではなく、続くようになったという言い方でした。

準備に時間がかかる作業は、忙しい時期に真っ先に止まります。発信でも、資料作りでも、リサーチでも同じです。時間がかかる作業ほど後回しにされ、気づけば1週間、1ヶ月と空いてしまう。ここが軽くなると、途切れずに続く。継続できること自体が、AI活用の効果という視点は、効率化の話をするとき見落とされがちです。

この型は、発信以外にも応用できる

このループは、YouTubeや発信に限った話ではありません。構造だけ取り出せば、ほとんどの繰り返し業務に当てはまります。

営業なら、成約した提案書の型を抽出し、その型で新しい提案書を量産し、商談結果を渡して次の型を磨く。問い合わせ対応なら、評価の良かった返信文を型にして、新しい問い合わせに当てはめ、クレームや満足度の結果を渡して調整する。業種や業務が変わっても、型を取り出す、量産する、結果を渡す、という骨格は同じまま使い回せます。

まとめ

型を取り出し、量産し、結果でまた磨く。この3つを一つのループとしてAIに渡すと、単発の作業依頼より効果が積み上がります。特に、出した結果を渡すという最後の一手が抜けやすいので、そこだけは意識してください。そして、速さよりもまず、続けられる形に整えること。この二つが、このループを機能させる鍵になります。

AIに作らせてはいるが、その後の結果は活かせていない。もしそうなら、渡す範囲をひとつ広げるタイミングです。AI導入・業務自動化支援では、この改善ループの組み方から一緒にやります。まずは60分の無料個別相談へ。

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森本直也
森本 直也株式会社RIDERA 代表

AIを活用した業務の自動化・仕組み化の構築支援と、動画・Web・デザイン制作を手がける。複数事業を仕組み化で少人数運営。

X — @naoya_mkt

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