自治体も、人手不足という同じ悩みを抱えている
茨城県鹿嶋市が、公式サイトの情報をもとに市民からの問い合わせに答えるAIを作り、2026年4月から本格的に動かし始めています。さらにClaude Codeを使って、この仕組みを自前で作り直す動きにも着手しているそうです。
鹿嶋市は2023年、市長直轄でDX・行革推進室という組織を立ち上げました。背景にあるのは、人口が減っていく中で、限られた財源と職員数のまま、行政サービスを維持しなければならないという危機感です。オンライン申請やノーコードツールを使った業務改善は、これまでも進めてきました。その延長線上で、次の手として生成AIに期待が寄せられている、という流れです。
僕がこの話を面白いと思ったのは、行政の話でありながら、中小企業の悩みとまったく同じ構造をしている点です。人が減っていく。でもサービスの質は落とせない。だから、限られた人数でどう回すかを考えるしかない。この課題は、自治体だけのものではありません。
「まず問い合わせ対応」という順番が理にかなっている
鹿嶋市がまず手をつけたのは、市民からの問い合わせ対応でした。窓口や電話での対応は、同じような質問が繰り返される業務の代表格です。制度の説明、手続きの流れ、必要書類。担当者が変わっても答えは変わらないはずなのに、毎回人が対応していると、そのぶん時間が取られます。
答えがある程度決まっている業務から着手する。これは、以前書いたネットショップの接客の話とも重なります。何にでも当てはまる考え方なんだと思います。
経営者にとっての意味
自治体がここまで動いているのに、うちはまだ、と感じた経営者もいるはずです。逆に言えば、行政ですら本腰を入れ始めたテーマだということです。特別な業種だけの話ではありません。
限られた人数で回している会社ほど、まず「よく聞かれること」「答えがほぼ決まっていること」から、AIに任せる範囲を広げてみてください。鹿嶋市のように、大がかりな内製化までいきなり目指す必要はありません。まずは問い合わせ対応のような、身近なところから始めるので十分です。
まとめ
自治体も、企業と同じ人手不足の悩みを抱え、生成AIに手を伸ばし始めています。答えがある程度決まっている業務から着手する、という順番も共通しています。行政ですら動き出しているテーマだと考えれば、自社で後回しにしている理由は、あまりないのかもしれません。
限られた人数で業務を回していて、これ以上人を増やす余裕がないことで困っていませんか?もしそうなら、まずは問い合わせ対応のような、答えが決まっている業務から見直してみてください。AI導入・業務自動化支援では、その最初の一歩から一緒にやります。まずは60分の無料個別相談へ。